木嶋神社(蚕ノ社) 参拝記録
2024-09-09
はじめに
書籍アマテラスの暗号を読んで,書籍に登場する木嶋神社(蚕ノ社)に行ってみた。
アマテラスの暗号での関連描写
木嶋坐天照御魂神社という石柱がでてくる。坐には鎮座するという意味があるが天照御霊(アマテラスの魂)はこの神社では祀られていない。天照御霊が名の一部にある神社は他にもあるが,基本的には主祭神も天照であるため例外的である。
大宇宙に感謝し,国を譲ったり帰順した神やその一族から恨みをかわないように彼らの始祖をまつり,天孫降臨した日本人の祖と初代天皇である神武天皇の父を祀っている。
- 天御中主神(日本神話で最初に登場する大宇宙中心の神)
- 大国主(出雲で国を譲った神)
- ホアカリ=ニギハヤヒ(大和を差し出した神)
- ニニギ(天孫降臨した神)
- ウガヤフキアエズ(神武天皇の父)
蚕神社と書かれた石柱がでてくる。秦氏は絹で財を成したため,それに感謝して石柱を建てた。
神社の入り口に掲げられた由緒の写真が載っている。これには秦氏が古代キリスト教の一派である景教(ネフトリウス教)の信者であった可能性について記載がある。
洗礼のための元糺の池がある。8世紀に下鴨神社に洗礼の場所が移動されたため,元と呼ばれる。
同様の理由で元糺の池がある付近の森を元糺の森という。
洗礼用の池には三柱鳥居と呼ばれる3本の柱が一体になった鳥居があり,三位一体を表している。
木嶋神社(蚕ノ社) - 行き方

木嶋神社にあった地図
京都駅から20~30分くらいでいける。自分は山陰本線で花園駅まで行き,残りは10分ほど徒歩。
木嶋神社(蚕ノ社) - 境内
入り口の鳥居付近に木嶋坐天照御魂神社がありました。「アマテラスの暗号」にアマテラスは主祭神ではないのに,天照の魂が鎮座しているというのは例外的だという記載があった石柱です。想像していたよりも結構長い。

木嶋坐天照御魂神社の石柱
この石柱の隣に蚕の神社と書かれた石柱があった。これは「アマテラスの暗号」で秦氏が絹で財を成したため,それに感謝して建てたという記載があったもの。

蚕神社
境内の説明と由緒の写真も貼っておく。由緒は「アマテラスの暗号」に載っていた画像と同じものだった。 境内の説明の要点は以下。
- 市内でも最古の神社であり,祈雨(いぬい)の神社として信仰が厚いこと
- 元糺の池では10月10日に例祭がおこなわれている,土曜の丑の日に手足に浸すと諸病が治る民間信仰がある
- 境内から清水が湧き出ていること(調べたら現在は枯れてそう) 木嶋神社の湧き水を復活させる会

境内の説明

由緒
鳥居をくぐると都会の喧騒から一変,神聖な雰囲気が漂っている。

境内の入口付近
正面に見えるのが拝殿で奥に拝所がある。拝所の後ろに本殿,東本殿があるといった構成。一般的には拝殿は参拝者のための,本殿は神様のためのものという分類らしい。

境内地図

拝殿
写真だとわかりにくいが、拝所の後側に本殿、その右側に東本殿がある。

拝所
拝殿の西側(左)には三柱鳥居がある。残念ながら柵越しにしか見れず,中に入ることは叶わなかった。宇宙(空)を含めた4方向から拝めるようにできているなんてスケールのでかい鳥居である。
全国唯一の鳥居である。鳥居を三つ組み合わせた形体で中央の組石は本殿ご祭神の神座であり宇宙の中心を表し四方より拝することが出来るよう建立されている。創立年月は不詳であるが現在の鳥居は享保年間(約三百年前)に修復されたものである。一説には景教(キリスト教の一派ネストル教約一三〇〇年前に日本に伝わる)の異物ではないかと伝われている。(木嶋神社由緒より引用)

三柱鳥居
そして、三柱鳥居の手前に元糺の池、元糺の森がある。

石に囲まれている部分が元糺の池。奥に見える柵の中に三柱鳥居がある。
「アマテラスの暗号」にも記載があった通り,8世紀に下鴨神社に糺の池/森は移されている。名前は御手洗川/糺(直澄)の森となっているよう。

下鴨神社御手洗川には入れた。

御手洗川看板

御手洗(直澄)の説明板

糺の森
まとめ
- 木嶋神社は市内でも最古の神社であり,祈雨の神社として信仰されている。秦氏とも関連があるため,蚕の社とも。
- 木嶋坐天照御魂神社が正式名称だが,主祭神にアマテラスは含まれていない例外的な神社である。
- 宇宙(空)を含めた4方から拝めるようにできている三柱鳥居がある。
- 糺の森の糺の池で洗礼を行っていたが,現在は清水が枯れており,その機能は下鴨神社の御手洗川と糺の森に移されている。